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2016年4月21日 木曜日

【教えて!弁護士さん】不倫がバレたらどうなるの?

“恋のお悩み”を解決するための連載企画(不定期)がスタート。第1回は誰もが気になる「不倫」がテーマ! 慰謝料や裁判について弁護士さんに聞いてみました。

このページは2016年4月21日に公開した記事です。クーポンが終了しているものもありますのでご了承ください。

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女性にとって「恋愛」は生きるうえでずっと大切なもの。男女のいざこざがあった次の日は、何をやっても上の空ってこともありますよね。そんな悩める女性たちを救うために、恋愛トラブルの案件を多く取り扱う「レイ法律事務所」の先生に読者から届いた深刻な悩みをぶつけてみました。

 

不倫に悩む28歳からの相談内容

「職場の男性と、1カ月前から不倫関係になってしまいました。相手には奥さんも子どももいます。このまま続けちゃいけないということはわかっているんですが、ついズルズルと……。もし奥さんにバレた場合、ドラマみたいに慰謝料を取られたりするんでしょうか?」(28歳・真紀さん)

 

不倫がダメなことはわかっていても、うっかり家庭がある人を好きになってしまうことも。自分では経験がなくても、女友達から「不倫してるんだよね……」と相談されたことがある人は結構いるんじゃないでしょうか。連載第1回にしてはちょっとヘビーな(?)お悩みに答えてくれるのは、レイ法律事務所の弁護士・松田有加さんです。真紀さんみたいなケースの場合、本当に慰謝料を取られちゃうんでしょうか?

 

浮気が原因の慰謝料の相場は…

弁護士

「可能性としてはあります。とはいえ、『慰謝料を取られる』ということは、裁判で争った結果、負けたということです。『もう絶対に浮気はしない』という夫の言葉を信じて、裁判など大ごとにはせず許してくれる奥さんもいます。裁判にはそれなりの時間がかかるので、早期解決のために話し合い(示談)で金額を決め、和解にいたるケースもあります。日本人は裁判を起こすことに対するハードルが高いので、不倫全体から見れば慰謝料を取られるケースのほうが少ないのではないでしょうか。もちろん、だからといっておすすめはしませんけど(苦笑)」

 

なるほど。「慰謝料」って、不倫に対して罰金のように必ず払わされるものじゃないんですね。とはいえ、実際にお支払いするケースがあるのも事実。ずばり、相場ってどれくらいなんでしょうか?

 

慰謝料とは、浮気していた夫(妻)とその浮気相手から受けた『精神的な苦痛』に対して支払われるお金です。そのため明確な基準はありませんが、当事務所の経験では、浮気が原因で離婚や別居することになるなど『精神的苦痛』が大きいケースでは、その他の事情もありましたが、1000万円を超えたことも。ただ、一般的には、100万円~300万円が目安になります。逆に、離婚に至らないケースでは、50万円~150万円ということが多いです」

 

い、いっせんまん!? それは思った以上の金額でした。不倫って、相手にそれくらいの大きな精神的ダメージを与えることなんですね……。

 

浮気の回数や婚姻期間、相手の収入で慰謝料に大きな差がある

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でも、慰謝料の額にそこまで幅があるのはなぜ? 弁護士さんの腕の問題なんですか?

 

「たしかにそれもありますね(笑)。ですが、それよりは『相手にどれほどの苦痛を与えたか』『どのような損害を与えたか』がポイントに。たとえば、浮気の回数が1回の場合よりは、長年にわたって繰り返されていた場合のほうが高額に。婚姻期間が長ければ、浮気された側の心情への配慮や、離婚後の再スタートが難しいという理由から、やはり慰謝料は増える傾向にあります。また、子どもが受けるショックを考慮して、夫婦間に幼い子どもがいる場合も増額。これは直接『苦痛』とは関係ありませんが、夫(妻)または浮気相手など、慰謝料を請求する相手の収入が高い場合も高額になりやすいですね」

ほかにも、以前にも浮気をしたことがあるか、浮気発覚前の夫婦の関係性は円満だったのか、夫(妻)と浮気相手のどちらが浮気に積極的だったのかなど、慰謝料の金額はさまざまな事情で増減されるそう。だから数百万円もの幅があったんですね。

 

探偵や弁護士を雇うとかかる費用は?

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ちなみに、今年に入ってから、芸能界でも不倫を匂わせるLINEが流出して大騒動になりましたが、慰謝料を請求するためには「確実に浮気している」という証拠が必要。その立証のために探偵さんを雇ったり、裁判のために弁護士を雇ったりすると、その額はかなり高額になるのだとか。え、じゃあ、慰謝料をもらって左うちわの生活……なんて人はいないの?

 

「調査期間にもよりますが、たとえば、探偵事務所に支払う費用が50万円、弁護士に支払う必要が着手金20万円+成功報酬(慰謝料の20%前後)……と計算していくと、ある程度大きな額の慰謝料をもらえなければ、ほとんど手元には残らないといった場合も少なからずありますね。もっとも、慰謝料を請求する人のなかには、お金がほしくて裁判をするというよりも、『どうにも腹の虫がおさまらない!!』という仕返しの気持ちで臨んでいるような人が一定数いる気がします(苦笑)。だからこそ、万が一慰謝料を請求されるようなことがあっても、慌てず、騒がず、相手を刺激しないのが一番」

 

な、なるほど……。

 

松田さんの言うとおり、「不倫はしない」というのが理性ある大人の女の大前提。ですが、万が一面倒な事態になっても、慌てず、騒がず、弁護士さんに相談すれば、きっといい解決策を見つけてくれそう。

 

う~ん、勉強になりました。

 

人気ドラマの法律監修・指導等も行う「レイ法律事務所」

レイ法律相談事務所

エンターテインメント分野を中心に、学校トラブル(退学・学校事故など)、男女トラブル(不倫・離婚など)、介護トラブル、債務整理、労働トラブル、刑事事件、企業法務など幅広い案件を取り扱う法律事務所。「一人でも多くの方を加害者にも被害者にもさせない」という信念のもと、法教育活動を事務所活動の柱とし、人気ドラマ『リーガルハイ』『緊急取調室』など多数のドラマ、また今春スタートする『グッドパートナー 無敵の弁護士』の法律監修・指導等もしている。代表弁護士佐藤大和著『ずるい暗記術』(ダイヤモンド社)は国内で4万5000部、韓国などのアジアでも人気書籍となっている。また、小説『二階堂弁護士は今日も仕事がない』(マイナビ出版)も人気書籍となっている。

大高志帆
『non-no』から『President』まで、本当に何でも書くフリーのライター。好きなものはピンクとサンリオとワンピース。毎日1本映画を観て、週に一度は徹夜して、2年に一度は東京のどこかへ引越しする、いわゆる落ち着かない日々です。

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